キャリアカウンセラー
皆光さん
【前職または過去に経験のあるお仕事】
ブライダルサービス業の新卒採用・研修担当、就活スクールの運営・講師
現在の働き方
大学のキャリアセンターで就活生の個別カウンセリングや模擬面接の講師業など、時期に応じて週数回の固定曜日のシフト勤務を基本としています。
また、オムロン エキスパートリンクで行われているスキルアップ講座の講師もお手伝いさせていただいています。参加者のみなさんと情報を共有して一緒に考えているといろんな視点を持つことができるので、経験でつかんだ学生対応の大事なポイントをお伝えしつつ、私自身も高める機会にさせていただいています。
子育てをしながら働くということ
大学を卒業後は一般企業に就職し、学生さんとの接点が多い業務をしていました。その後、出産を機に退社。しばらく専業主婦をしていましたが、社会との関わりを持っていたいと思い仕事を探し始めました。前職はやりがいもあり、自分に合っていると思っていたので、その経験を活かして学生さんのサポートができる仕事を探していましたが、「やるからにはとことん!」という私の性格と、家庭の事を考えるとフルタイムで働くことはとても難しい状況でした。そこで、「 派遣なら…」と思いネット検索をしていたところ、オムロン エキスパートリンクにたどり着きました。
復帰してから現在に掛けて、生活リズムに合わせた勤務条件でお仕事のサポートをしていただいています。「この日は仕事を頑張る」、「この日は家の用事を3つ片づける」などメリハリをつけて動けているので、仕事をやっている時の方がうまく時間を使えていると思います。 また、「子どもを育てた」という経験は、キャリアカウンセリングをするうえでは、とても大きいと感じています。 なぜそう考えたのか本人の意思を出させる、それを聞いてあげてアドバイスするというのは子育てに通ずるところがあると思います。子育ての経験は子育ての場面だけではなく、ちゃんと活かせる場所がありますね。
学生の変化に触れられる喜び
やはり大学ごとにカラーや支援方針が異なりますし、学生一人ひとりは違うので丁寧に見るように心がけています。ただ、キャリアセンターでは、残念ながら一人にかけられる時間は短いです。だからこそ、限られた時間をどう有効に使うかを大切にしています。今日は一番何を相談したいのか?応募書類の添削を希望するのか。就活の悩みを聞いてほしいのか。など、面談前に学生さんと決めるようにしています。 そのような中で、カウンセリング前と後で、学生さんの顔つきが変わることが醍醐味だと感じています。 人生の岐路に立つ学生さんを応援するというのはとても責任があることですが、悩みを抱えて不安そうにしている心に気づきやきっかけを与え、学生さんの中に眠っている「キラッと光る部分」を見つけられた時の喜びは何物にも代えがたいです。
オムロン エキスパートリンクと出会って
担当のコーディネーターさんも小さな子どもを持つママさんで、私と境遇が同じ。とても親身になって話を聞いてくださったので、「こういう働き方がしたい」という理想を素直に言えましたし、それを受け入れてもらえたことが本当に嬉しかったです。「できるかな」と不安に思いながら登録にいきましたが、面談後はホッとして帰ったのを覚えています。 その後、お仕事のお話をいただいた時は、私の代弁者としてしっかりお仕事を選定したうえで紹介してくださっていることがよくわかりました。その時々で嬉しい言葉をかけてくださったりするので、安心してお任せしています。
キャリアカウンセラー
羽柴さん
【前職または過去に経験のあるお仕事】
IT企業でのコンサルティング営業職、人事採用職、社内研修
キャリアコンサルタントになるまで
大学を卒業後は電機メーカーに就職し、3年間営業職をしていました。その後、一度転職したことをきっかけに自身のキャリアについて考えるようになりました。その時にたまたま立ち寄った本屋で目にしたのがキャリアコンサルタントについて書かれた本です。その当時はまだあまりメジャーではない職業でしたが、これからどんどん広がっていく仕事だというインスピレーションを受けて、すぐにCDAの取得を目指しました。そのタイミングで上司から、「コンサルタントをやりたいなら人事をやってからでも遅くないのではないか」と声をかけてもらい異動。新卒採用において採用戦略の策定、面接などの選考官、企業説明会などを担当しました。
その後退職し、出産・育児を経てこれからを考える中で常に仕事はしていたいという想いはありましたので、とりあえず徐々に仕事をはじめてみようと、新卒採用をやっていた経験を活かすために「大学に強い」というイメージがあったオムロン エキスパートリンクに登録しました。登録後から現在に掛けて、希望に叶う仕事をコンスタントに紹介いただき、現在は他の仕事と両立しながら勤務をするスタイルです。
キャリアコンサルティング技能士2級を取得
キャリアコンサルタントが市場にたくさん増えてきて、飽和状態に向かっていく中で、自分なりの付加価値や強みを作っていかないと継続的に仕事はできないと思ったことがきっかけです。仕事を広げていくにはまずはキャリアコンサルタントとしての専門性・領域を広げていくこと。危機感というのもありますが、それよりも自分の成長につながるのではないかと思い挑戦しました。CDAの講座仲間と一緒に勉強会もしつつ、大半は実務の中でスキルを磨きながら、取得につなげることができました。忙しかったですが、逆に仕事がプラスになるという相乗効果がありました。
働くモチベーションになっていること
私は常に前向きでいたいと思っています。子どもがいると自分の人生を考える時間は少なくて、常に高い目標を持てているわけではないのですが、親である前に一人の女性として、これまでの人生で大きく占めていた仕事というフィールドで輝いていくことが、子供のためにもなるのではないかと考えています。子どもが生まれてからはなかなか予定通りに勉強することは難しいですが、その時々にできることに目標を立てて、やりきってしまうように努力しています。そうした小さな成功の積み重ねがモチベーションになっています。転機は自ら作り出すいうのが自分の信念。これからも、目の前の仕事をしっかりやりながら、キャリアコンサルタントとしての幅と質を追求していきたいと思います。
キャリアコンサルタントという仕事の魅力
仕事はある程度経験を積むとパターン化できるとは思いますが、キャリアコンサルタントという仕事では一人ひとり相談内容は違うので、一度行ったアプローチが他の人にも当てはまるかというとそうではありません。いろんな人のニーズに応えていくには、自分も常にいろんなアプローチを考えていかないといけないのですが、正解がないことが醍醐味でもあります。いくらいい関係が構築できていいアドバイスができても、動くのは相手。それをどう受け止めるかがカギになると思います。
私は一期一会の感覚を大切に、それぞれの声に耳を傾けていく中で、何か人生を踏み出すきっかけになればという想いでやっています。勇気がもらえたとか、具体的なアクションが起こせたとか言ってもらえるととても嬉しいです。
キャリアカウンセラー
中村さん
【前職または過去に経験のあるお仕事】
小売業の接客販売、大学の総務事務
キャリアチェンジのきっかけいちばん学生に寄り添える仕事へ
以前は、大学事務の仕事をしていました。就職課に相談に来る学生さんたちの姿を見て、「学生支援の最たるものは就職支援だ」と思ったことがキャリアカウンセラーを目指したきっかけです。私は、人の相談に乗ることも好きで相手の考えていることを探堀りすることも好きだったので、「就職支援の仕事は向いているかも」と思っていました。ですが、実はその時までキャリアコンサルタントという仕事があることも知らず、ただぼんやりと就職支援の仕事を目指し、どうすればなれるのだろうと探し始め資格が必要なことも知りました。そんな状態ではじめたので、キャリアチェンジをすることへの不安より、挑戦することにワクワクしていました。その勢いに乗り、勉強中心の日々に切り替え、無事にキャリアコンサルタント資格を取得することができました。
キャリアコンサルタントとしての第一歩
働き方(雇用形態)の選択
資格を取得し、仕事探しを始めてみてからほとんどの募集が実務経験者となっており、実務経験のない私が仕事をみつけることはとても難しいということがわかりました。また、それまで正社員として勤めてきた私は雇用形態に対するこだわりが強かったため、“派遣”で働くことは不安が多く、選択肢として考えづらい状況でした。
とはいえ、何かを始めなければ経験を積むこともできません。キャリアカウンセラーとしての第一歩を踏み出すため、雇用形態に拘らず“派遣”という選択肢も考えることにしました。そこで、オムロン エキスパートリンクに登録したところ、ご縁があって今の職場を紹介していただきました。実際に働き始めて気づいたことは、派遣は担当業務が明確で専門性の発揮を期待されるため、カウンセリング業務に専念しやすい環境であるということです。やりたい仕事だけに専念しながら実務経験を積むことができるのはとても幸せだなと思っています。もし最初から正社員として働いていたら、経験を積む量も質も違ったかもしれませんし、派遣から仕事を始めるという選択は正解だったなと今、実感しています。
学生と向き合う難しさと、活かされる私の強み
学生さんたちの将来に関わる「就職活動」にアドバイスをしていくということは、知識も技術も必要で、影響力の大きな仕事です。今の学生さんたちはとても素直で、私が言うことを何でもそのまま受け入れてしまう傾向があります。そのまま受け入れるのではなく、どうすれば自分事として疑問を感じたり、危機感を持って行動してくれるようになるだろうかと思いながら、私が発する一言の重みを感じています。
また、学生さんたちは私たちキャリアカウンセラーは就職活動のことはもちろん大学生活のことも含めて何でも知っていることを前提で相談をしてきます。たとえば、クラブや課外活動の話、単位取得との両立や大会に出る苦労、先輩後輩との人間関係の悩みなどが関係してきます。学生さんたちの話題に乗り遅れないようにすることは難しいですが、私は大学事務の仕事でたくさんの学生さんを近くで見ていた経験があるので、比較的、気持ちを感じ取ることができているかなと思っています。経験だけで補えない部分はもちろんありますが、足りない部分は休日を利用して日々スキルアップに取り組んでいます。
キャリアチェンジを実現できた心強い味方
私は周囲の人に薦められてオムロン エキスパートリンクに登録したのですが、コーディネーターさんがとても親身になって話を聞いてくれ、私をちゃんと見てくれているという嬉しさがありました。また、営業とコーディネーターが連携されていて、私が話したことがきちんと共有されていることにとても驚いたと同時に、安心感を持つことができました。仕事を始めてからも色々な勉強会やセミナーに参加する機会があり、オムロン エキスパートリンクならではのバックアップ体制を私はとても満足しています。 勉強会やセミナーでは、同じ“キャリアカウンセラー”として働いている方々とお会いして話をすることができます。更なるスキルアップを目指し、自ら参加してきている仲間たちと悩みを共感・共有することで得られるメンタル面の収穫は大きいです。夢の実現に向けたキャリアチェンジの第一歩に、オムロン エキスパートリンクを選んで、本当に良かったと思っています。